むし歯治療
みどり歯科では、歯へのダメージ
を最小限にとどめられるように
MI(Minimum Intervention)を
基本コンセプトとして治療法を
選択し、ご提案いたします。
MI(Minimum Intervention:ミニマムインターベーション)とは、2000年に入って国際歯科連盟により提唱された「可能な限り健康な部分の歯は削らない」という治療概念のことです。
みどり歯科では、むし歯治療で歯を削る際にも削る部分は必要最小限であるべきと考え、可能な限り歯の健康な部分の保存に努めております。
むし歯の進行度
むし歯は歯垢(プラーク)の中にいるミュータンス菌の出す酸が歯を溶かすことでなります。日頃からブラッシングとフロスを使ったケアで歯垢がたまらないようにしましょう。
進行度は初期段階。油断は禁物。
◆ 表面が白く濁って見えたり、
うすい茶色に見えます。
◆ 痛みなどの自覚症状はありません。
定期的な検診で見つけられます。
◆ 表面に黒い小さな穴があいたり、
歯に艶がなくなります。
◆ 痛みなどの自覚症状はありません。
自覚症状が出てきます。
◆ 黒くなったり、穴があいているのが
わかるようになります。
◆ 冷たいものがしみるようになります。
むし歯が神経内部まで
進行しています。
◆ 穴が大きく広がります。
◆ ズキズキと激しく痛んだり、発熱する
こともあります。
◆ 膿が出ることがあります。
神経は死んでしまい、
歯根だけが残ります。
◆ 膿みが出て口臭がするようになります。
◆ 神経が死んでしまうと痛みを感じなく
なります。
◆ 穴が広がり、歯が割れることが
あります。
根の治療(根管治療)
歯の中の神経までむし歯が深く進行し、炎症を起こしているような場合は、歯の切削を最小限に留めつつも、歯の根まで治療が必要となる場合があります。

歯の中の神経は一度細菌感染によって炎症を起こして壊死しすると自然に治ることはありません。
根の治療の際には治療中に患部に細菌が入らないように注意する必要があります。
どれだけ根の中を正確に治療し、消毒をおこなったとしても、一度でも唾液が中に入ってしまったら水の泡です。唾液中の細菌によって再感染するため根管治療の成功率が下がってしまいます。
当院では根の治療に
ラバーダム防湿法を応用します。
基本的には根の治療を通じて消毒が終了し、根の中に詰め物が入るまで毎回応用し、治療中の細菌による再感染の防護に努めます。

ラバーダム防湿
ラバーダム防湿は根の治療以外にも白いつめ物を入れる前の歯の消毒など必要に応じて応用し、細菌による感染や再感染から患者様の歯をまもります。
歯の治療、神経の治療は
あらゆる治療の基礎となります。

根の治療が終了した後、どんなに良い材料を選択し、どんなに正確にきれいに治療を終えても、この基礎の部分である根の治療の成功率が高くなければ全てやり直しになってしまいます。
患者様にとっては一旦被せ物が入ってしまえば解りにくい部分かもしれませんが、その歯を長く安定させるためには非常に重要な治療ステップなのです。
みどり歯科は患者様の歯をまもる
ため、このむし歯治療・歯の根の
治療に力を入れています。